【NJKF】ヒジの斬り合いで大和が野杁からダウンを奪い初防衛
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ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)
「NJKF 2014 1st」
2014年2月16日(日)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第10試合) WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
○大和哲也(大和ジム/王者)
判定3-0 ※49-47、50-47、49-48
●野杁正明(OISHI GYM/WBCムエタイ日本スーパーライト級王者、Krush-67kg級王者/挑戦者)
※大和が初防衛に成功
両者は名古屋を拠点に世界の舞台で戦い、大和は2010年K-1 WORLD MAX-63kg日本トーナメント優勝、野杁は2009年K-1甲子園優勝とK-1でも活躍した。
大和はヒジ打ち・首相撲ありのムエタイルールに専念しているため、ヒジ打ち・首相撲なしのルールで試合をしていた野杁と交わることはないと思われていたが、今年7月に野杁がNJKFに参戦して初のムエタイルールでWBCムエタイ日本スーパーライト級王座を獲得。そして今回の日本人頂上決戦が実現した。なお、この一戦の勝者はWBCムエタイ世界暫定王者への挑戦権を得ることができる。
K-1のトーナメントを全試合KOで制した大和の剛腕パンチか、それとも野杁の鋭い蹴り技か。
1R、右ローをこつこつ放つ大和に対し、野杁も右ローを返しながら伸びのある右ストレート。さらに顔面前蹴りで大和を突き放す。手こずる様子の大和だが、冷静にローを当てていく。
2R、野杁は前蹴りとロー、さらに左ジャブと徐々に手数を増していく。大和が距離を詰めヒジを振るうも、ここで何と野杁がカウンターのヒジでカットを呼び込む。「ああいうヒジを放ってくるとは末恐ろしいものを感じた。まさか自分が切られるとは思わなかった」と大和。
ドクターチェック後、大和は野杁をコーナーに追い込むと、野杁は飛び二段蹴りをヒット。これを食らいながらも大和はヒジの二連打を見舞うとアゴを打ち抜かれた野杁がダウン! 立ち上がる野杁に対し大和が接近戦を仕掛け、ヒジの連打。野杁はヒジ、前蹴りで応戦したところでゴング。
3R、左ボディ、ヒジとガンガン前に出る大和だが、野杁もブロックを固めながら前蹴り、ヒジ、飛びヒザとKO狙いで逆襲に出る。4R、プレッシャーを強める野杁に対し、大和は退がりながらもヒジを狙う。野杁が顔面前蹴りで突き放したところ、大和はパンチからヒジ、野杁はこれでカットし流血してしまう。
5R、逆襲に出た野杁は左ミドルからヒザ。これが効いたか、大和は体をくの字に曲げ一気に後退。野杁がミドル、ヒザ、ヒジとラッシュを仕掛けると、苦しそうな表情の大和だがパンチで応戦したところでフルラウンド終了のゴング。
大和が判定3-0で野杁を撃破。試合後の控え室で大和は「予想以上に野杁は強かった。怪物と言われている理由がわかりました。この一戦はお互いに価値のあるものでした。この1勝は僕にとって大きく、正明のためにも世界タイトルを絶対獲ります」とコメントした。
▼セミファイナル(第9試合) WBCムエタイ日本ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○T-98(たくや/クロスポイント吉祥寺/前WPMF日本ウェルター級王者/挑戦者)
判定3-0 ※三者とも50-47
●大和侑也(大和ジム/王者)
※T-98が新王者に、大和は2度目の防衛に失敗
大和は多彩かつ破壊力のある攻撃で、NJKFのエースとして君臨。2012年10月に渡部太基を5RTKOで葬り、WBCタイトル初防衛に成功している。対するT-98は前WPMF日本ウェルター級王者であり、得意のボディブロー&ローキックを武器にレベルスのエースとして君臨している。
1R、大和がローから左ボディと散らすコンビネーションで攻めていくが、2Rからペースを上げていくT-98が首相撲で主導権を握る。ひたすら距離を潰して首相撲を仕掛けるT-98の前に大和は追い込まれてしまう。
4RにはT-98の前進に合わせて大和がヒジを合わせてカット。ドクターチェック後に再開するも、T-98が首相撲で圧倒。大和に反撃の余地を与えることなく、試合は終了。T-98が王座奪取に成功した。
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